最新記事ダイジェスト

台風一過 秋サケ今期最多の連日3000㌧

<2013.9.20日配信号>

全道秋サケ定置網漁 盛期前一気に本番ムード高まる

 盛漁期目前となった道内秋サケ漁は、台風18号の影響で17日は小休止となったものの台風一過となった18日は各地で2日分の水揚げとなり、今期最高の日量3000トンオーバーを記録、一気に本番ムードが高まってきた。翌19日も2900トン台とまとまり、漁期当初からの累計実績は同日までの集計で前年対比7割増の1万9214トンと、薄漁傾向が色濃くなってきた平成22年以降、ここ4カ年で最も多い水準を継続している。

メス700円台高値堅調
オス下方修正200円台後半に

 漁期当初から高値が続く浜値は依然としてメスが強含みの展開で、今週も700円台、Bで一部800円台を堅持。逆に300円台中心だったオスは根室管内で200円代後半を付けるなど一段下方修正され、水揚げ増に伴いやや冷却が進んだ。
 (詳細記事については「週刊サケ・マス通信」本誌のご購読をお願いします)

量販店の秋サケ販促 今期も苦戦スタート

連休に合わせて特売・売り場づくり

<2013.9.17日配信号>

K3100016 9月半ばを迎えて道内秋サケの水揚げ・加工盛期となったことで、消費地量販店筋も今シーズンの本格的な旬の販促期に入ってきた。

 特に近年はこの時期の「シルバーウィーク」に合わせて最初の特売に移る傾向が強く、昨日までの3連休中は札幌市内の大型店などでも販促ディスプレイや料理レシピなどを使って旬の秋サケや生筋子の消費喚起が盛んに行われた。

  しかしその一方で、ここ数年の水揚げ減少と浜高推移の影響から今後の秋サケ商戦の行方を占う意味でも重要な序盤の特売が年々打ちにくくなっているのが実際のところ。

 なかなか圧縮できない仕入コストとロスを出ない売価設定との狭間で今秋も売り場担当者の苦戦が続きそうな気配だ。
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各地でメス700円台 秋サケ近年最高値水準に

水揚げ拡大傾向も浜値は一昨年並みに強含む

 <2013.9.13日配信号>

 盛漁期を間近に控えて日々水揚げが拡大傾向をたどる道内秋サケ漁。12日現在の全道累計水揚げは前年対比5割増の8671㌧と堅調で、来遊不振が顕著となった平成22年以降では最も多い水準に。昨年全域で深刻な問題となった魚体の小型化についてもこれまでのところやや持ち直した印象もあり、前哨戦の漁模様に対する不安を払しょくする健闘をみせている。

開幕以降一貫してジリ高 一部Bメス早くも800円台  
 
 ところが、浜値はメス中心に在庫流失など震災の影響が色濃かった平成23年と同レベルの近年最高値が続いており、根室北部だけでなく釧勝、オホーツク方面でもメスが700円台、さらに12日には標津、羅臼のBメスが早くも800円台にに突入するなど3年連続の相場高騰。先行きの不透明感に加えて三陸方面への送りに対するけん制、輸出環境の好転、大型魚確保の動きなど様々な需給要素が絡んで強含み相場が続いている。
 (記事詳細については「週刊サケ・マス通信」本誌をご購読下さい)

日量1500㌧超え 出足好ペース持続

道内秋サケ定置網漁 9日現在で前年比7割増

<2013.9.10日配信号>

根室北部メス オール700円台の様相 前年比1~2割高

 道内秋サケ定置網漁は、大所の斜網エリアで水揚げがスタートし全道全域で水揚げが活発化している。9日は主力のオホーツク方面が出揃い初の週明け2日分の水揚げとなり、シケ休みもなく日量は一気に1500㌧オーバーと今期の最高数量を記録した。今期も厳しい来遊が想定される中だが、懸案の1つだった走りの漁模様はまずまずと言えるレベルで推移しており、9日現在の累計数量は約6400㌧と前年同期を約7割上回っている。
 高水温が顕著な日本海方面でやや出足不振、全体でも当然ながら好漁とまでは言える水準にないが、なお平成22年以降では最多の生産量を持続し健闘をみせている。
 (詳細は「週刊サケ・マス通信」本誌のご購読をお願いします)

キューピーとコラボで調理メニュー提案

道漁連と道秋鮭普及協議会


新聞折込チラシ140万部 旬の販促14日スタート 

gyorennhansoku 道漁連と道秋鮭普及協議会は、今年度も旬を迎えた秋サケ、イクラの消費拡大に向けた全国販促キャンペーンを実施する。昨シーズンに続いて大手調味料メーカーのキューピーとのスペシャルタイアップにより、同社の人気商品ドレッシングやマヨネーズを使った魅力的な秋サケ・イクラの簡単レシピ多数を発信。

 調理メニューを紹介した新聞折込チラシ140万部を14日から全国で大量配布するほか、量販店ではメニュー入りショーカードを使った大々的な店頭販促を展開する。
 (「週刊サケ・マス通信」9月6日号に掲載。詳細は本誌で)

走りの水揚げ H21年に次ぐ良ペース 

道内秋サケ定置網漁本番へ

 <2013.9.6日配信号>

 道内秋サケ定置網漁は、中部・西部で4日に、きょう陸網先行で東部の網走以東エリアが漁期入りしたオホーツク海区が加わって全道5海区すべてで水揚げが始まり、いよいよ本番時期を迎えた。

 高水温が災いし依然としてマンボウなどの入網で手間のかかる稼動を強いられる地区がみられ、来遊自体もまだ序盤の域を脱していない情勢ながら、総体的な水揚げペースは過去3カ年比で最も多く、平成21年以来久々の好漁に期待が膨らむ。


根室北部のメス早くも700円台

 ただ、その一方で主力のオホーツク海地区のマス大不漁や混獲以降の走りのサケの少なさなどから先行きを不安視する声もあり、漁期前の厳しい来遊予測もあって浜値は高値継続の様相。特にメスは根室北部で早くも700円台と昨年同期に比べてキロで100~150円ほどの高値を付けている。
  (詳細については「週刊サケ・マス通信」本誌をご購読下さい)

円安背景に端境期も好調継続

7月のサケ輸出実績

 通関統計に基づく7月のサケ輸出実績は単月2893トン、6億3521万円となり、円安を背景に前年同月に比べて数量で4・5倍、金額で3倍と好調に推移している。サケ漁不振に伴う製品相場高騰に加えて原発風評、円高などここ2年は逆風が強く不調だった輸出だが、今年は健闘が目立ち、端境期に入っても数字的には大きな落ち込みなく搬出されている。

 単月実績を国別にみると、主力の中国向けが2105トンとまとまり前年同月の10倍を記録。このほかベトナム向けも459トンと倍増。タイ向けも178トンとほぼ前年並みの水準を維持した。これで累計実績は1万3539トン、30億5284万円となり、数量で8割、金額で2割それぞれ増加。中国向けは8837トン、ベトナム向けも2395トンとそれぞれ前年同期の2倍を記録するなど復調振りが顕著となっている。
 (「週刊サケ・マス通信」2013年9月3日号で配信)

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