サケ輸出 円安背景に端境期も好調継続 | 週刊サケ・マス通信

サケ輸出 円安背景に端境期も好調継続

円安背景に端境期も好調継続

7月のサケ輸出実績

 通関統計に基づく7月のサケ輸出実績は単月2893トン、6億3521万円となり、円安を背景に前年同月に比べて数量で4・5倍、金額で3倍と好調に推移している。サケ漁不振に伴う製品相場高騰に加えて原発風評、円高などここ2年は逆風が強く不調だった輸出だが、今年は健闘が目立ち、端境期に入っても数字的には大きな落ち込みなく搬出されている。

 単月実績を国別にみると、主力の中国向けが2105トンとまとまり前年同月の10倍を記録。このほかベトナム向けも459トンと倍増。タイ向けも178トンとほぼ前年並みの水準を維持した。これで累計実績は1万3539トン、30億5284万円となり、数量で8割、金額で2割それぞれ増加。中国向けは8837トン、ベトナム向けも2395トンとそれぞれ前年同期の2倍を記録するなど復調振りが顕著となっている。
 (「週刊サケ・マス通信」2013年9月3日号で配信)

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