最新記事ダイジェスト

残暑なお厳しき折、皆様方におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

日頃より「週刊 サケ・マス通信」をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

突然ではございますが、本紙発行人、水谷豪儀、去る8月2日に急逝いたしました。

故人が生前に賜りましたご厚情に心より感謝申し上げます。

併せて、誠に遺憾ながら「週刊 サケ・マス通信」廃刊のご案内を申し上げます。

故人が運営してきた本サイトにつきましても今後、更新されることはございません。

長年ご愛読をいただきました皆様方に厚く御礼申し上げます。

ありがとうございました。

2016年8月12日     

開幕まで早くもあと1カ月
どう動く?今期の秋サケ

<2016.7.29日配信号>

 道内秋サケ定置網漁のスタートまで今年も早くもあと1カ月となった。地域間格差がなかなか解消されず全般に不振ペースが続く中だが、平成23年以降は平均キロ単価400円台をキープするなど、輸出不振の中で国産・天然の貴重な商材として存在感を発揮している。今期新物の中国輸出についても不振継続が想定され、その分冷凍原料の国内流通が増えるとの見通しもある。今シーズンの秋サケはどう動く?ミニ特集で現状と環境を分析した。

ロシア200カイリ水域曳網試験操業が終了

漁獲わずか4.42㌧ 割当の1割にも満たず

 水産庁は7月27日、サケ・マス流網漁の禁止に伴いロシア200カイリ水域内で実施していた曳網による代替漁法の試験操業の結果を公表した。当初設定された漁獲割当量68.88㌧に対して漁獲実績はわずか4.42㌧に終わり、消化率にして1割にも満たない極端な不振に終わった。
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気象情報の有効活用で網被害を未然防止

道定置漁業協会が頻発する低気圧被害から
漁場を守る”使える”気象サイト紹介

<2016.7.22日配信号>

 北海道定置漁業協会はこのほど、スマホや携帯電話、PC配信などを利用した「波浪予報」の利用についてまとめ、先週までに全道8地区で開催された「現地対話集会」の中で会員らに紹介した。

 昨シーズンは秋サケ盛漁期に3度にわたって爆弾低気圧や台風が北日本を直撃し、各地に甚大な網被害をもたらしたのは記憶に新しいところ。頻発するゲリラ豪雨や台風の大型化によって自然災害による被害規模は年々大きくなる傾向にあり、気象の変化に対する備えと未然防止策に対する関心が急速に高まっているのが実情。

 伝統ある漁場を守り、経営安定と水揚げの確保に役立つ「天気・波浪予報サイト」を有効かつ的確な利用を呼び掛けている。
 (詳細記事については「週刊サケ・マス通信」のご購読をお願いいたします)

端境期ながら1年半ぶりに
前年実績を上回る

=5月のサケ輸出実績=

<2016.7.15日配信号>

不振の続く中国に代わってタイ、ベトナム向けが堅調

 株価暴落など経済失速に伴う中国加工筋の経営悪化や再輸出先となる欧州方面の消流不振などから厳しい環境が続くサケ輸出は、5月の通関統計で合計1,156㌧、約4億円となり、前年同月に比べて数量で48%、金額で87%上回った。新物前の端境期のためボリューム的には少なく、依然厳しい大勢に変化はないものの、前年実績を上回るのは平成26年の盛期10月以来、約1年半ぶりと久々。長引く輸出不振で今期は冷凍製品の国内供給が増加する見通しの中、市況復調のためにも輸出環境の改善が期待される。
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輸出不振で親製品の国内供給増加

道漁連が秋サケ流通見通し

 <2016.7.8日配信号>

 北海道定置漁業協会(阿部滋会長)が主催する「平成28年度現地対話集会」が7月4日の網走地区を皮切りに全道8地区で来週末までの日程で順次開催されている。この中で漁期スタートまでいよいよ2カ月を切った今期の秋サケやイクラ製品を取り巻く流通環境について道漁連が解説を行った。

イクラ、生筋子は順調消化も海外市場の開拓必須に

 親製品については、冷凍品の製造コスト上昇に加えて中国経済の失速と金融引き締めなどから輸出向けが激減、国内向けの供給増によりフィレなど二次加工品の荷動きが停滞していると警鐘。子製品は旬の生筋子が高値となったものの積極的な取り扱いとなり前年並みの消化に。高コストとなったイクラ製品についても供給量が低位となったことなどから比較的順調に消化が進んでいるとして期待感を表した。

 ただ、安価な輸入物の搬入が増加する流れから海外マーケットを含めた市場開拓が今後必須になると見方を示した。
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前年実績比6%微増の3,901万5千尾

道さけます・内水試が今期の全道秋サケ来遊予測を発表

 <2016.7.1日配信号>

 道総研さけます・内水試は、今期の全道秋サケ来遊予測値を前年実績3,682万尾に比べて6%上回る3,901万5000尾と発表した。7月1日、札幌市内で開かれた北海道連合海区漁業調整委員会の中で公表された。

 昨シーズンは4年魚の来遊が比較的多かったものの5年魚の回帰が少なく、全道3,000万尾台後半の低い来遊にとどまったことから海区別では日本海区を除いて他の4海区で前年実績を上回る見通しだが、今期も4,000万尾を割り込む厳しい予測値となった。

 昨年は特に全道的な傾向として4年魚が多く回帰したため今期は5年魚が多くなるとみられるが、昨年の3年魚の回帰が前年よりも少なく今期の4年魚は前年より少ない予想となっている。
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【夏ギフト・お中元商戦】
トレンド多様化や猛暑でサケ・マス苦戦

 <2016.6.24日配信号>

0000596 夏ギフト・お中元商戦が本格化している。各百貨店や大手スーパー・流通筋は趣向を凝らしたパンフレットや店頭ディスプレイで売り込みと集客に余念がない。歳末商戦では主役の座に就くことが多いサケ・マスやイクラなど魚卵製品を代表とする魚介類だが、夏商戦ではここ数年苦戦続きが伝えられている。

 上質原料の手当ても難しく
 他商品に大きく水あけられる

 
 加えてロシア水域の禁漁でギフト向け筆頭の本チャンベニなど上質の春鮭鱒の手当が難しく、全体的な流れも精彩を欠く。近年続く本州の猛暑報道も加わって魚介類は「清涼感」や「簡便さ」などの面で他の商品に水をあけられている状況だ。
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