各地でメス700円台 秋サケ近年最高値水準に
水揚げ拡大傾向も浜値は一昨年並みに強含む
<2013.9.13日配信号>
盛漁期を間近に控えて日々水揚げが拡大傾向をたどる道内秋サケ漁。12日現在の全道累計水揚げは前年対比5割増の8671㌧と堅調で、来遊不振が顕著となった平成22年以降では最も多い水準に。昨年全域で深刻な問題となった魚体の小型化についてもこれまでのところやや持ち直した印象もあり、前哨戦の漁模様に対する不安を払しょくする健闘をみせている。
開幕以降一貫してジリ高 一部Bメス早くも800円台
ところが、浜値はメス中心に在庫流失など震災の影響が色濃かった平成23年と同レベルの近年最高値が続いており、根室北部だけでなく釧勝、オホーツク方面でもメスが700円台、さらに12日には標津、羅臼のBメスが早くも800円台にに突入するなど3年連続の相場高騰。先行きの不透明感に加えて三陸方面への送りに対するけん制、輸出環境の好転、大型魚確保の動きなど様々な需給要素が絡んで強含み相場が続いている。
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