最新記事ダイジェスト

札幌で盛大に秋さけ祭

旬の味覚が勢揃い 来場者は舌鼓

 <2014.10.7日配信号>

ikura 北海道定置漁業協会(阿部滋会長)主催「秋さけ祭り」が4日、札幌市のJR札幌駅南口広場で盛大に開催された。当日は時折雨の降るあいにくの天候となったが、特設会場には大勢の市民や観光客が詰め掛け、各産地が持ち寄った旬の秋サケ製品や特選海産物を買い求める客らで終始盛況となった。

oumu 4度目の開催となった「秋さけ祭り」には、昨年と同じく枝幸漁協、雄武漁協、根室管内8単協、釧路さけ定置漁業会、十勝管内3単協、日高定置漁業者組合、ひやま漁協の全道各産地の生産者と団体が参加し、自慢の海の幸を大いにアピール。開会と同時に大勢の来場客が詰め掛け、会場は熱気に包まれた。

 午前11時からの「ミニいくら丼」と正午からの「秋サケ鍋」の無料提供は今回も大人気で、いずれも500食の限定ということもあって早い時間から会場には長蛇の列ができ、テーブルで家族揃っていくら丼を笑顔でほおばる光景が多くみられた。

 各産地自慢のブランドサケに対する支持はやはり高く、格安提供ということもって根室管内のブースなどでは1本物が開店早々に売り切れる場面も。恒例となった雄武漁協の焼きサケ試食販売の香ばしいにおいが会場をつつみこみ、今回も終始賑わった。

12カ月連続で4桁台、好調を堅持―秋サケ輸出

<2014.10.3日配信号>

今月から中国向け新物スタート
価格の底支え役復権と活況期待

 春以降の端境期中も好調な搬出が続いた冷凍秋サケの輸出は、財務省通関統計に基づく実績で8月単月も1655㌧、4億6593万円と前年同月に比べて数量、金額ともに2倍強と好調を堅持。これで昨年9月から12カ月連続で1000㌧超え、4桁台の良好な製品搬出が継続されている。

 環境好転による主力・中国向けの復調が要因で、8月も約1200㌧と全搬出量の7割を占めた。国内企業の委託加工がメインのベトナム向けも365㌧と堅調。新物の搬出を目前に控えて昨年に続き「価格の底支え役」の復権と活況が期待できそうな状況だ。
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水揚げ順調 浜値も堅調

全道秋サケ盛漁期 浜値はジリ高推移

 <2014.9.29日配信号>

hamane1 盛漁期の精力的な操業が続いている道内の秋サケ定置網漁は、十勝や日高えりも地区、太平洋胆振以南、日本海北部などで昨年を上回るペースをみせるなど、地区によってやや好不漁の波があるものの総体的には前年をやや上回る順調な水揚げが継続されている。

 一方、イクラの高位在庫や輸送コスト増大などの影響から心配された浜値についても概ね堅調で、メス60、オス30台の良好な水準を依然としてキープしている。9月半ばまでは全般に前年を下回る価格形成が続いたが、量がまとまり下落した前年の様相とは一転、今期は20日以降加工盛期に移ったこともあってジリ高での推移となっている。
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全道秋サケ累計4万㌧突破
前年上回る好ペースを持続

 <2014.9.26日配信号>

週明け22日に今期最多の日量6000㌧

 9月下旬を迎えて今期もいよいよ盛漁期に突入した道内秋サケ定置網漁は、全道日産で合計3000㌧前後のコンスタントな水揚げを続けており、昨シーズンを上回る良好なペースを堅持、25日現在の累計水揚げを4万㌧台に乗せた。週明け22日はオホーツク方面が週末にシケ休漁を余儀なくされたこともあってまとまり、今期最多の日量6000㌧の大台を記録、近年不振の太平洋側や道南、日本海方面もこれまでのところ不漁の想定を覆す順調な操業となっている。

 心配された目回りも悪くなく、さらに浜値形成も全般に堅調と総じて安定した稼動状況が継続されている。今後は主群の4年魚が水揚げの中心へと切り替わっていくが、この良好な流れを盛期通して継続できるか関心が高まっている。
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消費地で旬の秋サケ商戦 
内販活性化に高い期待

 <2014.9.19日配信号>

浜値下方修正や輸入養殖物の高値追い風に好スタート

イクラ1 道内秋サケ水揚げ・加工の本番時期を迎え、消費地側も旬の季節に合わせた最初の販促期に入った。札幌市内の量販店でも生秋サケや生筋子、新物イクラのPR・販促ディスプレイが店頭を彩り、旬の味を買い求める消費者で売り場は盛況をみせている。

 今期の流通に関しては卵の在庫過多と加工物流コスト増大の懸案を抱えながらも水揚げが比較的高位で安定、それに伴い浜値も前年からメス、オスともにやや扱いやすい価格帯へと修正が進んだことで、競合する輸入養殖物の高値などを追い風に内販の活性化に期待が持てそうな情勢だ。
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道内秋サケ定置 全地区全カ統出揃う

<2014.9.16日配信号>

過去5カ年で最も良好な出足
波乱なく価格も好値推移

 道内の秋サケ定置網漁は、漁期当初から親魚確保のために自主休漁措置を講じてきた日本海南部地区が13日から稼動、14日からは道内で最も遅い漁期入りとなる知床半島突端部の沖網が加わり、これで全地区全カ統が出揃った。

 全道の水揚げは土曜13日に日産2100㌧、週明け月曜15日にはほぼ2日分で3815㌧と今期最多を記録、今月下旬の盛漁期に向けて順調に水揚げを伸ばしている。各地とも総じて良好な出足となっており、道漁連の集計した同日現在の累計水揚げは1万6271㌧と前年同期比5割増、来遊不振が目立ち始めた平成22年以降では最も多い。浜値は量がまとまった15日にやや下げ基調へと転じたが好値で安定しており、量、相場推移ともに波乱の少ない立ち上がりとなっている。
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震災の影響を早期評価
サケ回帰状況を公表

<2014.9.12日配信号>

水研センターが2010年級の年齢査定を前倒して実施へ

 東日本大震災の影響で東北三陸方面への秋サケ回帰量が低水準になると予想される今期、独立行政法人水産総合研究センターは9日、震災の影響を早期に把握するため関係機関と連携の下、影響を受けた今期4年魚となる2010年級群の回帰状況に関する評価と結果の定期的な公表を行うと発表した。

関係機関と情報を共有、効果的に親魚・種卵確保対策

 年齢査定を例年よりも前倒しして実施し、漁期中の早い段階で期別回帰状況を把握・分析するとともに関係機関が情報を共有することで厳しい見込みの親魚・種卵の確保をできるだけ効果的に対策し再生産へとつなげたい意向。
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