道内秋サケ定置 全地区全カ統出揃う
<2014.9.16日配信号>
過去5カ年で最も良好な出足
波乱なく価格も好値推移
道内の秋サケ定置網漁は、漁期当初から親魚確保のために自主休漁措置を講じてきた日本海南部地区が13日から稼動、14日からは道内で最も遅い漁期入りとなる知床半島突端部の沖網が加わり、これで全地区全カ統が出揃った。
全道の水揚げは土曜13日に日産2100㌧、週明け月曜15日にはほぼ2日分で3815㌧と今期最多を記録、今月下旬の盛漁期に向けて順調に水揚げを伸ばしている。各地とも総じて良好な出足となっており、道漁連の集計した同日現在の累計水揚げは1万6271㌧と前年同期比5割増、来遊不振が目立ち始めた平成22年以降では最も多い。浜値は量がまとまった15日にやや下げ基調へと転じたが好値で安定しており、量、相場推移ともに波乱の少ない立ち上がりとなっている。
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