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“勝負”の10月に突入
最終12万㌧台ペース

=最盛期の道内秋サケ漁=

<2015.10.2日配信号>

 道内の秋サケ漁は前期を良好なペースで乗り切り、いよいよ「勝負」の中盤戦10月に入った。これまでのところ全体では昨年、一昨年とほぼ同じペースの好漁が続いているが、昨シーズンは道東、オ海を中心に主群4年魚が想定外の不振となり、特に10月半ば以降は完全に失速したことから今月の漁の行方が注目される。今後も良好なペースを持続することができれば、2シーズンぶりの全道12万㌧台、さらには平成21年に記録した最後の15万㌧台に次ぐ豊漁への期待も膨らむ。

1日は今期最多の日量5,900㌧、今週2度目の「大台」

 きのう10月1日は、網走管内がシケ休漁明け2日分となったことで全道日量は6000㌧に迫る今期最多の5900㌧を記録した。28日に次ぐ今週2度目の5000㌧の大台。好調な宗谷管内のほか太平洋や日本海側で復調がみられ、全道の累計水揚げは6万㌧台目前とし全体としては昨年、一昨年をやや上回るペースを維持している。

メス好値を堅持 オスは若干下方修正

<2015.9.29日配信号>

輸出向け冷凍原料に懸念も内販好調

 盛漁期を迎えている道内秋サケは、主軸の網走、根室管内の一部で伸び悩みがみられるものの、宗谷管内や胆振、日高西部を中心に好漁を継続、28日現在累計で5万トン台に乗せ前年をやや上回る好調な水揚げをキープしている。

 一方で浜値は、700円台で総じて堅調なメスに比べてここにきてオスがわずかながら弱含みに転じており、銀が300円台を割り込む日が出始めた。全般に好調な旬の内販向けが前半戦の魚価を支えているが、中国向け冷凍原料の輸出環境の悪化に伴い今後の水揚げペースによってはさらに下げも想定される状況で、今週以降盛期の漁模様と価格推移が注目される。
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道内秋サケ オ海中東部の伸び悩み続く

<2015.9.25日配信号>

 昨年の極端な4年魚の回帰不振を受けて、前半戦の主力となる今期5年魚の来遊に絡んだ漁獲動向が注目されている道内秋サケはこれまでのところ、24日段階で前年同期とほぼ同レベルの累計約4万㌧の漁獲量を記録するなど、不安定な来遊が続く平成22年以降では比較的良好と言える状況となっている。

5年魚不振か? 太平洋、オ海西部は好調

 ただ、昨年4年魚の回帰が低位となった道内主力のオホーツク海中部・東部がやや伸び悩み気味で、例年のような安定感がなく日によってはブレーキがかかるような少しもどかしい展開。逆に好調なオ海西部に加えて日本海、えりも以西などがそれを補う近年にないパターンに。

 今後水揚げの中心となる4年魚については、前哨戦不振のオ海中東部を含めて期待できそうな地区が多いことから、早くもこの時期から下り坂となった前年とは逆に次週以降に群が厚くなるパターンに期待したい。
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=道内秋サケ盛漁期入り=

前年比2割増 累計3万㌧台に乗せる

<2015.9.22日配信号>

 9月後半に入り、シーズンを通して最も水揚げが集中する盛漁期に入った道内秋サケ定置網漁。日曜休漁を挟んで多くの地区が2日分の水揚げとなった21日は、各地ともシケなく順調な操業となり、今期最多の日量4200㌧とまとまりをみせた。

年間15万㌧台最後の年 平成21年と同ペース

 累計水揚げはこれで全道3万㌧台に乗せ、前半戦は良好だった昨年同期を依然としてやや上回る水準に付けているほか、直近5カ年比でも最多ペース。シーズン最終15万㌧台を記録した最後の年となる平成21年(同日で3万3000㌧)と比べても同じレベルにつけており、久々の豊漁に向けて今週以降の動向がさらに注目される。
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道内秋サケ漁 前年並みの好ペース持続

<2015.9.18日配信号>

 最盛期を迎えた道内秋サケ定置網漁は全道日産2000㌧ペースで推移し、17日の水揚げで累計2万㌧台に乗せた。依然前年同期を若干上回るレベルを維持しており、不振に転じた平成22年以降近年では最も良好な出足。浜値もメス700円、オスで300円前後と総じて安定好値を堅持している。

主力網走管内伸び悩み 太平洋、日本海は久々の好発進
 
 ただ、けん引役の網走、根室管内の大所2エリアが伸び悩み気味で、特に網走管内は前年同期に比べて約2割下回り、特に紋別から東の多獲地域で低調。昨年は斜網地区を中心に4年魚が近年にない不振に終わったことで同じ平成22年生まれとなる今期5年魚の回帰が懸念されており、次週以降の漁が注目される。逆に近年不振が顕著だった日本海、えりも以西などでは好漁に転じる地区が多くなっている。
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全地区全カ統出揃い
今期最多の日産4千㌧

=道内サケ定置盛期入り=

<2015.9.15日配信号>

出足良好、前年を上回る良好な水揚げペースを持続

 道内秋サケ定置網漁は、きのう14日に最も遅い漁期入りとなる知床半島先端部の沖網が網入れとなり、これで全地区全カ統が出揃った。先週末は台風接近に伴うシケ休漁、沖網設置作業が重なり道東~オホーツク方面を主体にやや断続的な水揚げとなったが、各地ほぼ出揃い迎えた週明け14日は、全道合計で日産約4000㌧と今期一番の量を記録、いよいよ盛漁期のムードが高まってきた。

 序盤は全体に良好なペースで、近年では最もまとまりをみせた前年比124%と上々の滑り出し。浜値はメスでキロ600円台後半から700円台半ばまで、オスも300円台から200円台後半と安定好値が続いている。
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旬の秋サケ販促がスタート
今年は8月早々から売り場賑わす

秋の大型連休間近に控え特需にも期待

<2015.9.11日配信号>

高値減退の輸入養殖物に代わり、早い時期から「出番」

DSCF0579 道内各産地で水揚げと加工が徐々に本格化する中、消費地でも量販店を主体とした旬の生サケ、生筋子の販促がシーズン本番へと移ってきた。秋を代表する季節商材として生鮮流通が近年浸透の一途をたどる秋サケだが、今年は特に8月早々から店頭を賑わせる場面が目立った。

 全体にサケ・マス類の供給が目減りする中で高値の輸入養殖物を使う売り手側のメリットが薄れてきているのが一因で、高鮮度・高品質という地場天然物のクリーンなイメージが消費者に受け入れられ、かなり早い時期からの「出番」につながっているようだ。6年ぶりの5連休となる秋の大型連休「シルバーウィーク」も目前に控えており、特需に加えて秋サケ生鮮流通の拡大に期待がかかる。
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