メス好値を堅持 オスは若干下方修正
<2015.9.29日配信号>
輸出向け冷凍原料に懸念も内販好調
盛漁期を迎えている道内秋サケは、主軸の網走、根室管内の一部で伸び悩みがみられるものの、宗谷管内や胆振、日高西部を中心に好漁を継続、28日現在累計で5万トン台に乗せ前年をやや上回る好調な水揚げをキープしている。
一方で浜値は、700円台で総じて堅調なメスに比べてここにきてオスがわずかながら弱含みに転じており、銀が300円台を割り込む日が出始めた。全般に好調な旬の内販向けが前半戦の魚価を支えているが、中国向け冷凍原料の輸出環境の悪化に伴い今後の水揚げペースによってはさらに下げも想定される状況で、今週以降盛期の漁模様と価格推移が注目される。
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