最新記事ダイジェスト

道内秋サケ定置 斜網地区の陸網加わり全漁協出揃う

7日現在で累計4,800㌧
H25年上回る良好発進

<2015.9.8日配信号>

 道内秋サケ定置網漁は、9月6日に大所・斜網地区の陸網、続いて7、8日にかけて知床半島突端部を挟んだ南北の陸網が解禁となり、これで全地区全漁協が出揃った。主力エリアの沖網はまだ未稼働ながらここまでの水揚げは良好で、今シーズン初の週明け2日分となった7日は全道合計で今期最多の日量1316トンを水揚げ。順調に生産規模を拡大させており、累計水揚げはこれで4805㌧と前年同期に比べて5割増、平成25年をわずかながら上回り近年最多とした。

浜値若干強含み メス700円台、銀オスも一部400円台

 浜値はこの1週間で若干強含みに転じ、根室管内のメスが700円台に上げたほか、オスも銀の一部で400円台に乗せてきた。
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オ海建マス今期も大不振で終漁へ

<2015.9.4日配信号>

網走管内8月末で一昨年比3割減の133万尾、2200㌧

 8月末現在の網走管内のカラフトマス水揚げは、網走海区漁業調整委員会の集計で133万尾、2195㌧となった。不漁年の年回りで過去にない水揚げ不振となった前年同期に比べて尾数で6割、重量で7割増としたが、同じ豊漁年の一昨年同期に比べると尾数、数量ともに約3割の大幅ダウンとなった。

 今シーズンも近年の来遊不振の傾向を継続、勝負の8月最終週もボリューム感を出せずに終盤に入っており、一昨年実績を大きく下回る不漁のまま終漁することが確定的となった。
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道内秋サケ定置網漁 釧路・十勝エリア先陣に開幕

メス今期も600円台の好値スタート

 <2015.9.1日配信号>

 道内秋サケ定置網漁が8月30日解禁した。先陣を切ったのは、えりも以東海区の十勝・釧路方面および日高管内えりも漁協の一部太平洋側と日本海区北部の稚内、北るもい漁協などで、同日に網入れを行った漁場では翌31日に初水揚げとなった。

 オスは1割安の300円前後、直近5カ年で最安値発進
 
初日値 各地合計456㌧と初日としてはまずまず良好な出足。注目の浜値は、十勝の大樹漁協でメス630~620円、オスで330~290円を付け、メスは4年連続の600円台スタート、逆にオスは前年比1割安、過去5カ年間で最も落ち着いた300円前後の走りと若干の安値発進となった。5年魚の回帰不振が想定される中で序盤戦は低調な展開も想定されるが、いよいよ本番を迎えて安定した水揚げと相場推移に期待したいところだ。
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今期道内秋サケ定置網漁30日開幕

<2015年8月28日配信号>

5年魚の来遊不振影響すれば序盤戦は緩やかな展開も

 今シーズンの道内秋サケ定置網漁が8月30日、えりも以東海区などを皮切りにいよいよスタートする。昨年は主力エリアを中心に主群4年魚がよもやの来遊不振に見舞われる厳しい操業に。この影響から今期は同じ年級の5年魚が低調となることが予想され、平年より高めで推移する沿岸水温ともリンクして前半戦は緩やかな立ち上がりが想定される。

 昨年までの情勢とは一転して中国の経済不振などからサケの輸出にとっては逆風が強い中だが、一方で国内流通に目を向けると輸入品の高値とフィレ製品の順調な消化、イクラ在庫の圧縮などからスタートの環境としては悪くない状況。

 ただ、鮭鱒類全般を覆う品不足ムードから高値発進に対する流通関係者の懸念は大きく、安定した流通に向けては昨シーズン再び10万㌧台に落ち込んだ漁をどこまで復調させられるかがポイントとなりそう。
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 ※秋サケ定置網漁解禁に伴い次週から週2回(火曜・金曜)の配信体制にシフトいたします。今後ともよろしくお願いいたします。豊漁祈念!

盛漁期入りオホーツク海建マス 今期も低調推移

<2015.8.21日配信号>

浜値一時600円まで急騰 史上最高値更新が確実に

89 盛漁期を迎えたオホーツク海のカラフトマス漁は、近年の極端な来遊不振の傾向を反映して今期もこれまでのところ総じて低調な推移が続いている。

 主力の北見管内全体で最終2000㌧を大きく割り込む近年最低に落ち込んだ前年に比べると、奇数年の年回りということもあってさすがに同期比で大きく上回る漁獲水準ながら、期待の豊漁年としては山のない盛り上がりに乏しい「いまひとつの展開」が続いている。

 一方で浜値は記録的な高値となっており、盆前は道東方面の加工業者からの強い引き合いにより一時600円にまで急騰、現在も高値490円など総じて400円台での推移となっており、漁期を通した史上最高値の更新が確実な情勢だ。
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道水産物荷主協会が札幌で全国サケ・マス・魚卵取引懇談会

新物商戦目前、成功を期し情報交換

<2015.8.7日配信号>

透明感の強い情勢踏まえ過去最多270人強が参集

00015 北海道水産物荷主協会(会長=根室市㈱山十前川商店・宮崎征伯社長)が主催する「第37回全国サケ・マス・魚卵大手荷受・荷主取引懇談会」が8月4日、札幌市内のホテルで開催された。

 ロシア水域の流網漁禁止法案の成立を受けて春鮭鱒が過去になく高騰する中で、豊漁が見込まれるアラスカ、ロシア、その一方で中国や欧州経済の停滞により輸出にやや暗雲が立ち込めるなど様々な国際情勢に影響を受けつつ新物目前となった今期の秋サケ。

 例年以上に不透明感の強い情勢を踏まえて、全国の大手荷受機関や道内荷主会社、商社筋、関係漁協から担当者ら過去最多の270人強が出席、講演や意見交換で研さんを深めるとともに商戦の成功を祈念した。
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手厚い補償で経営基盤の強化に貢献

しっかり加入で安心経営―漁業共済特集

 <2015.7.31日配信号>

 北海道漁業の屋台骨を支え、加工・観光業など地域経済の重要なけん引役でもある道内サケ・マス定置網漁業。しかし、昨年は多獲エリアを主体に水揚げは伸び悩み、再び全道10万㌧台へと落ち込むなど近年の不安定な来遊動向を継続、不透明感の強い情勢が続いている。加えて製品価格の高騰に伴う流通不振、輸出向け原料の中国での滞留が伝えられ、価格的にも不安要素を抱えながらまもなく新漁を迎える。

「積立ぷらす」とのセット加入が浜に定着 
 
 こうした中で北海道漁業共済組合(鎌田光夫組合長)は、今シーズンも秋サケ定置の積極的な「ぎょさい」の加入推進を展開、『漁業経営の後ろ盾』として定着してきた「積立ぷらす」とのセット利用を呼びかけている。生産者の負担となる掛金を抑えてより手厚い補償を実現、突発的な不漁による経営不安を解消するのと同時に経営の基盤強化にも貢献する――近年その存在感を増しつつある「漁業共済」を特集する。【半世紀の全道秋サケ漁獲金額とぎょさい加入・支払実績グラフ付】
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