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序盤戦 水揚げ健闘も浜値高止まり続く

道内秋サケ定置網漁

<2013.9.3日配信号>

オホーツク海中・西部きょう解禁 いよいよ盛漁期へ

 道内秋サケ定置網漁は先行のえりも以東太平洋に次いで、9月を迎えて根室海峡方面、えりも以西日高、胆振、日本海中部が漁期入り。水揚げエリアの拡大に伴い、それにつれて日量も徐々に増加に転じる時期に突入してきた。

 平年に比べて高めで推移する沿岸水温の影響から今期も走り水揚げの伸び悩みが懸念された序盤戦だが、ここ数年では最終で15万トン超えとなった平成21年に次ぐ水揚げ水準につけるなど、過去のボリュームに比べれば決して多いとは言えないまでも健闘をみせている。きょう3日からはいよいよ大所のオホーツク海西部、中部が漁期入りとなり、今週末までには全地区が出揃い次週にかけて本格シーズンインとなる。
 (詳細記事については「週刊サケ・マス通信」本誌でお読み下さい)

グラフ

オ海建マス 8月下旬もばん回ならず

<2013.8.30日配信号>

同じ豊漁年の一昨年に比べ半減の2840㌧

 

DSCF0259 【盛期カラフトマス続報】極端な水揚げ不振が続くオホーツク海のカラフトマス建網漁は、8月下旬に入っても大きな山を迎えることなく、主力の網走管内沿岸9単協日量合計100~150トンペースという過去の盛漁期とは比べようのない少量の水揚げが継続されている。

 特にこれまでけん引役を担ってきた斜里第一、ウトロ両漁協の2大産地が極めて厳しい情勢という異常事態で、今期同様に不振だったとは言え紋別以北が一昨年並みの水準を維持するなど明暗。多獲地帯に当たる東部の主力エリアに近づくにつれて不振が色濃くなるというこれまでにない展開となっている。

 過去にない不漁を反映して、浜値はキロ400円台に突入している。
 (詳細は週刊サケ・マス通信本誌をご購読お願いします)

メス近年最高値の650円発進

<2013.8.27日配信号>

道内秋サケ定置網漁 道東太平洋を先陣に解禁

 今期の道内秋サケ定置網漁が8月24日スタートした。第12次定置漁業権最後のシーズンとなる今年度もこれまで同様、えりも以東海区の十勝以東・太平洋海域を先陣に各地区順次解禁となり、オホーツク方面の水揚げが始まる9月上旬以降盛期入りする。

オスも300円台後半 低位来遊見据え今期も過熱か

 初日は先行の釧路・十勝で前年同日の約2倍の19㌧を水揚げ。浜値は大方の予想通り昨年に続いて高値発進となり、メスは前年同日を1割ほど上回る600円台前半と近年最高値でのスタート、オスもほぼ前年同値の300円台半ばを付けた。今期も厳しい来遊と魚体の小型化が継続するとの想定の中、相場形成の鍵を握る序盤の水揚げ動向と浜値推移が注目される。
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道内秋サケあす解禁 今期も水温高くスロー発進か

 道内の秋サケ定置網漁があす24日、十勝~釧路など太平洋側を先陣に漁期入りする。今シーズンも太平洋、道南日本海など地区によってはかなり厳しい来遊が見込まれており、当初予測通りとなれば4年連続で全道4000万尾割れ、近年顕著な小型化傾向を加味すれば重量換算で10万トン割れも想定内の情勢。

 さらに今期も酷暑の影響で沿岸水温は平年よりも高めの推移が続いており、回帰する秋サケにとっても厳しい環境。従来のパターンとは違った回遊行動を取る可能性もあり、昨年同様のスロースタートも十分想定される展開だ。
 (第12次定置漁業権秋サケの操業期間図入り/次号以降で序盤の状況など詳細・続報)

オ海建マス3年連続の大不漁濃厚

 <2013.8.23日配信号>

20日現在で一昨年同期に比べ半減

豊漁年ながら休み明け伸びず 早くも漁切れムードも

 親魚確保のための自主規制明け後の水揚げが注目されていたオホーツク海のカラフトマス漁は、再開した8月17日以降の水揚げに例年にような伸びがまったくみられず、道漁連北見支店の20日現在集計で1756トンと同じ豊漁年の年回りに当たる一昨年同期に比べほぼ半減と極めて厳しい状況となっている。

 紋別漁協以北を中心に善戦する地区もあるが、主力エリアの網走、斜里第一、ウトロ漁協ともに勢いがなく、3年連続で記録的な不漁が濃厚な情勢だ。不漁を背景に浜値はオールキロ300円超え、一等で380円など400円台をにらむ位置まで高騰している。
 (詳細は「週刊サケ・マス通信」でお読み下さい)

 オ海マス3年連続大不漁濃厚に
 
 豊漁年も20日現在の水揚げ一昨年の半分

 親魚確保のための自主規制明け後の水揚げが注目されていたオホーツク海のカラフトマス漁は、再開した8月17日以降の水揚げに例年にような伸びがまったくみられず、道漁連北見支店の20日現在集計で1756㌧と同じ豊漁年の年回りに当たる一昨年同期に比べほぼ半減と極めて厳しい状況となっている。紋別漁協以北を中心に善戦する地区もあるが、主力エリアの網走、斜里第一、ウトロ漁協ともに勢いがなく、3年連続で記録的な不漁が濃厚な情勢だ。
  (「週刊サケ・マス通信」8月23日号に詳細・続報)

オホーツク海建マス、今期も厳しい走り

  あす10日から親魚確保の自主規制入り  オホーツク海の建マス(カラフトマス、オホーツクサーモン)があす10日から15日までの日程で例年通り親魚確保のための自主規制期間に入る。極端な来遊不振と不漁年の年回りが重なり近年にない大不漁となった昨シーズン、豊漁年ながらも不調に終わった一昨年に比べると水揚げはまずまずで推移する地区もあるものの、不振が表面化する前の平成20年前後の水準に比べると主力エリアを主体に物足りない状況で、規制明け後の盛漁期に挽回を期待したいところ。

盛期ばん回期待、浜値早くも300円台も

   網走海区漁業調整委員会の集計によると、7月末時点の網走管内合計水揚げは約13万尾、重量換算で250㌧の実績。早期から漁がなかった前年に比べるとまだ本番前ながら雄武、沙留漁協などで10倍、一昨年比でも2~5倍の実績としている漁協が多いが、主力の斜網エリアは前年比倍増までは届かず、一昨年同期に比べると網走で7割、斜里第一で5割程度とかなり厳しい走りに。管内総体では前年比尾数で3倍、重量で4倍ながら、一昨年比では尾数で3割減、重量でも1割減と不振。  今期も走りの漁が振るわないことを受けて価格は高騰気味で7月末時点で各地300円台前半から200円台後半、平均293円と早くも高値水準が続いている。  (週刊サケ・マス通信2013年8月9日号に掲載)  

ロシアマス不振で状況一転

卵の輸入も様子見の展開に

   (トップ記事から)札幌で開催された道荷主協会主催の取引懇談会の中で、輸入商社の阪和興業が今期海外のサケ・マス生産動向を紹介した。「マスの豊漁年ということでスタートした今期の新漁だが、ロシア・カムチャッカの不漁で状況が一変、魚卵製品含め難しい価格帯となっている」と述べた。  地区別には「アラスカ方面はマスが後半から持ち直し、チャムも予想水準並みの水揚げだが、カムチャッカの不漁が影響して原卵、イクラ製品ともに様子見の展開。ロシアは現在の主漁場サハリン、クリール方面は順調だが、総体では豊漁年ベースで大幅な減産となりそうで、アラスカ方面のパッカーからの引き合いも強まり、価格的に輸入は厳しい見通し」とした。

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