=特集・輸入鮭鱒=
弱含み冷ギン 相場の下方修正続く
<2015.5.1日配信号>
平成24~25年のチリ銀の大量搬入に伴い相場が急落、直後には円安とコスト増、ロシアへの経済制裁などを背景に搬入の大幅縮小と史上最高値更新と、「チリ銀ショック」「まるでジェットコースター」とも揶揄(やゆ)される乱高下が続く近年のサケ・マス類輸入。安定生産を武器にマーケットを伸長させてきた養殖物だが、特に最大シェアを持つチリ産冷ギンは世界的な需給や政情不安が絡んだ思惑に翻弄され、皮肉にも国内流通を混乱させる元凶となっている。
アラスカは豊漁予測、国内物への影響は必至の情勢
順次紹介してきた道水産物荷主協会が大手荷受・関係商社に実施したアンケートの最後は「輸入鮭鱒」を紹介する。アラスカのベニ豊漁予測およびロシアのマス豊漁年の年回りから、輸入物は冷ギン中心に相場の下方修正がさらに進むと想定する筋が多く、国内産他種サケ・マス類への影響についても無視できない様相となってきた。
(詳細記事については「週刊サケ・マス通信」のご購読をお願いいたします)
※次週はお休みです。ご了承下さい。次回の配信は5/15となります。
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