イクラ新物登場もヒネ優先 鈍い反応
<2013.11.5日配信号>
「暴落も高騰もない」が盛り上がりに欠く展開予想
道内主産地での秋サケ漁が終盤を迎え、今後漁獲の主体が道南~東北中心へと移っていく11月に入り、歳末に向けた秋サケ商戦の動向が気になる時期となってきた。地区間格差差はまだ大きいものの一応の復調傾向を示している生産サイドに対して、消費地サイドは全般的な浜高傾向とそれに伴う販売鈍化から今期も難しい製品販売を余儀なくされているようだ。
特に高値が続くイクラは依然としてヒネ物消化が優先される状況で、ここにきてようやくの新物登場も5000円を超える高値をネックに反応は鈍いという。流通関係者は「今後大きな暴落はないだろうが高騰もないだらだらとした展開となりそう」と平穏ながらも盛り上がりに欠く展開を想定しており、あきらめムード色濃い情勢。これまでの卵製品の動きと今後の動向をまとめた。
(記事詳細については「週刊サケ・マス通信」のご購読をお願いします)