今年の夏は史上最も暑くなる!?
<2016.6.10日配信号>
記録的猛暑のH22年以来ラニーニャ発生の可能性大
気象庁はこのほど、エルニーニョ現象が間もなく終息し今夏にはラニーニャ現象が発生する可能性が高いと発表した。
ラニーニャが発生すると日本付近では夏場、太平洋高気圧が北に張り出しやすくなることで夏季は気温が高くなる傾向が強まり、いわゆる「暑い夏」になる可能性が高まる。発生すれば2010年(平成22年)以来6年ぶりとなるが、この年は北日本から東日本を中心に記録的な猛暑を記録、秋サケの来遊も全道12万㌧台の不振に見舞われ、東北エリアを含めて回帰資源の減少や親魚のそ上不振などが大きくクローズアップされる契機となった年。
一方で、アメリカ航空宇宙局(NASA)は、今年4月の世界の気温と海水温が観測史上最高を記録したと発表。このまま推移すれば「史上最も暑い年」になる可能性があると警鐘を鳴らしている。今年の夏~秋は高水温や低気圧被害などに十分な警戒が必要な年になりそうだ。
(記事詳細については「週刊サケ・マス通信」のご購読をお願いいたします)