再び輸入は増加傾向へ
チリ冷ギン主体に2割増
【3月のサケ・マス類輸入】
<2016.5.13日配信号>
財務省の貿易統計に基づく3月のサケ・マス類輸入実績は、フィレ製品を含め単月で1万8,517㌧、138億3,649万円となり、前年同月に比べて数量で2割増となった。チリ産冷凍ギンザケの搬入が平成25年以来3年ぶりの高水準で推移していることなどが要因で、ここ2シーズン続いた輸入物の縮小傾向から脱却する勢い。
相場は冷却・単価2割安 国産サケ・マスにも影響か
総体のキロ単価は747円と3カ月ぶりに700円台に戻したが、相場の冷却が進んでいることで搬入金額は6%増にとどまった。ギンを主体とした輸入物の下方修正と搬入増に伴い、国内サケ・マス類の相場形成にも影響が出そうな情勢となっている。
(詳細記事は「週刊サケ・マス通信」のご購読をお願いします)