相場弱含みを想定 取り扱い増に期待
【輸入鮭鱒】
順調な消流に向けては依然高値 下方修正求める声も
<2016.4.8日配信号>
前々回に続いて本号では、このほど北海道水産物荷主協会が実施した荷受・商社筋へのアンケート調査から「輸入鮭鱒」を紹介する。「まるでジェットコースターのよう」とも揶揄(やゆ)され、関係商社から末端までに大きな欠損をもたらす主要因ともなった近年の輸入サケ・マス相場の超乱高下だが、昨夏以降ようやく落ち着いた相場へと転じている。
今年は主要品目となるチリ産の冷ギン、米ロ産冷ベニともに潤沢な搬入を想定、国内の販売相場は弱含みが想定され、これを機に養殖物マーケットの復調や取り扱いの好転を期待する声が多い。ただ、国産品を含めた順調な消流に向けては依然高値水準にあるとして、下方修正を求める意見も寄せられている。春鮭鱒や春定置物、秋サケ相場への影響が注目される。
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