【春鮭鱒】流通量減退と価格高騰に強い警戒感 | 週刊サケ・マス通信

【春鮭鱒】流通量減退と価格高騰に強い警戒感

【春鮭鱒】流通減退と価格高騰に強い警戒感

 ベニはロシア定置物、定塩フィレへのシフト示唆

 =道水産物荷主協会アンケート調査から=

 <2016.3.25日配信号>

 道水産物荷主協会はこのほど、全国の大手荷受会社・関連商社筋を対象とした主要魚種別のアンケート結果を集計した。①販売の特色②改善要望③今年の展望――の3点について回答を求めたもの。サケ・マス関連では「秋サケ」「春鮭鱒」「輸入鮭鱒」「イクラ」「筋子」の各品目について流通の最前線に立つ荷受会社販売担当者から貴重な意見が多数寄せられた。

 このうち、ロシア水域での流網漁禁止に伴い、今期の操業条件や水揚げに関して多くの懸案を抱える「春鮭鱒」については、流通量の減退とその反動による価格高騰を心配する声が多数寄せられ「(高値による)マーケットの縮小と消費離れ」を予想する声が大勢を占めた。【本号以降品目別にアンケート要旨を順次紹介予定】

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