前哨戦の東北秋サケ漁
昨年並みの良好な出足
シケ明け後岩手県で好転、日量1~2万尾ペース
<2015.10.16日配信号>
東北太平洋エリアの秋サケ漁が序盤前哨戦を迎えている。10月前半はシケで伸びを欠いたが、先週末から主軸の岩手県を中心に各地ともにペースは大きく上向いており、これまでは出足良好となった前年並みの水揚げを確保、来月の盛漁期に向けて順調なペースアップが期待される。
昨年は震災に伴い漁期後半の4年魚の回帰が大幅に落ち込むなど少なくない影響が確認されたが、今期はその平成22年級が5年魚で回帰するほか、放流数縮小を余儀なくされた翌23年級が主群の4年魚で回帰する年に当たることから、水揚げの行方とともに種卵の確保を含めた今後の回帰動向が注目される。
(記事の詳細については本誌で)