養殖物の端境期も単月2万㌧超える
=8月のサケ・マス類輸入=
財務省通関統計に基づく8月のサケ・マス類輸入は、本格時期を迎えた冷凍ベニを主体に単月でフィレ含め2万2617㌧、170億円となった。冷ギンをはじめチリ産養殖物の搬入端境期ながら冷凍品を中心に多めの搬入となり、前年同月に比べて数量で4割、金額で3割の増加と年末年始の盛期並みの2万㌧超えとした。
これで1~8月の累計実績は約15万8000㌧となり、縮小が目立った前年同期を7%上回っている。数量では前年を1割ほど上回るものの、高騰著しかった相場の冷却が進んでいることで単価は下落傾向が続いており、総体の金額は1247億円とほぼ前年同期並みとなっている。
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