東北3県秋サケ合計2万5000㌧台に
<2015.1.16日配信号>
漁獲金額は近年最多 前年比3割増の計120億円超え
東北主力3県の秋サケ漁が終漁期を迎えている。主力の岩手県では県北の久慈地区などを主体に網揚げが進み、日量は県内合計で3000尾程度にまで縮小。震災の影響で平成22年級4年魚の中後期の回帰が落ち込む地域が多くみられる中、好調となった5年魚の回帰、魚体重の回復、堅調な魚価などに支えられ、3県合計の水揚げは前年をやや上回る2万5000㌧台を確保、金額では3割増の120億円台とした。
海産卵の活用など増殖面ではやはり苦心の年となったが、種卵についても必要量をほぼ確保できる見通しとなり、震災余波と不安定な来遊が続く中で健闘と言える実績で終漁となりそうだ。
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