搬出キロ単価357円、2年ぶりの高値水準に
=10月のサケ輸出実績=
<2014.12.2日配信号>
新物の搬出盛期迎え大幅増、直近4年間で最多の6000㌧
財務省が発表した貿易統計に基づく10月の秋サケ輸出実績は、主力の中国向けを中心に5757㌧、20億5461万円となった。今期新物の搬出盛期を迎えたことで前月に比べて約5倍と大幅に伸長、円安による追い風を受けて前年同月に比べても数量で16%、金額で49%それぞれ増加するなど順調な搬出を記録した。養殖物を中心とした世界的なサケ需給のひっ迫傾向に加えて、国内秋サケの減産と高値で輸出向け単価は上昇に転じており、10月の搬出キロ値は357円と先月に続いて約2年ぶりの高値水準となる300円台半ばにまでアップしている。
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