盛期最中の東北秋サケ
主要3県とも大幅ペースダウン
<2014.11.28日配信号>
宮城、青森は旬計で前年同期の半分以下にまで失速
盛期最中の東北秋サケ漁は11月半ば以降、主要3県ともに水揚げペースを大きく落としており、累計実績はついに前年割れのレベルにまで急落した。
前半戦は総じて復調傾向を強めた昨年をさらに上回る好漁で推移してきたが、シーズンを通して最もまとまる今月中盤からは各地とも伸び悩みが目立ち始め、旬別の集計では宮城、青森県が前年同期の半分にも満たない低位となったほか、主軸の岩手も3割減と失速。
先行の北海道地区の傾向と同様、盛期に大きくペースダウンする展開で、特に三陸では震災の影響で4年魚の回帰に懸念を残す中、後半戦の操業や親魚確保が不安視されている。
(記事詳細については週刊サケ・マス通信のご購読をお願いいたします)