岩手で海産親魚の搬入が本格化
<2014.11.7日配信号>
関係者一丸で種卵対策、できる限り必要量の確保へ
東日本大震災の影響で秋サケ主群4年魚の回帰減少による親魚、種卵不足が今期最大の懸案となっている東北エリアで、海産親魚のふ化場への移入が本格化している。現在実施されているのは岩手県全域と青森県太平洋側の一部。比較的順調に推移してきた前半戦の沿岸漁獲とはやや対照的に親魚のそ上は伸び悩み気味で、前期種卵の計画達成が難しい情勢の中で措置に踏み切った。
昨年3年魚の動向から被災地区によっては後期の回帰が急落するとの想定もあり今後盛期に向けてかなり状況は厳しいが、関係者一体でできる限り必要量の確保を目指し将来の資源につなげていきたい構えだ。
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