円安環境下で健闘
4カ月ぶり前年同月上回る
=9月のサケ・マス類輸入=
<2014.10.31日配信号>
ロシア産冷ベニ主体に単月で1万7350㌧、前年比1割増
10月30日に公表となった財務省貿易統計に基づく9月のサケ・マス類輸入通関実績は、単月で1万7352㌧、140億円となった。前年同月に比べて冷ベニやトラウトがやや増えたことで数量で1割、金額で2割の増加となり、世界需要の増大や搬入筋の買い負けなどで昨年来縮小傾向が続く中、今年5月期以来4カ月ぶりに前年実績を上回った。
これで1月からの年間累計実績は16万5238㌧、1390億円となり、チリ産冷ギンを中心とする養殖サーモンの搬入大幅減と価格高騰の受けて前年同期に比べると総体数量で2割の減、金額では逆に2割の増となるいびつな搬入動向が続いている。
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