メディア戦略奏功、好値維持
宮城の銀ザケが盛漁期入り
チリ産減少・高値も追い風に キロ600円前後を維持
宮城県養殖銀ザケの出荷が盛期の6月に入って活発化している。1日当たりの平均出荷数量は約50㌧にまで拡大、ピーク期に差し掛かる中で生産規模はさらに増えていく時期に移ってきたが、今期特筆されるのが価格面での健闘。依然として600円前後の好値をキープしており、前年比2倍の高値を堅持している。
わずか2シーズン前は風評被害とチリ産の大量搬入に押されて値が付かず、震災からの復興初年度にして過去にない厳しい年となったが、昨年は振興協議会による積極的な販促活動が功を奏して価格、数量両面ともに復活を印象付けた。今期はこれにテレビ・スポットなどを利用したメディア戦略を加えて、さらに成果を収めつつある。
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