ロシア極東サケ・マス今期漁獲量35万㌧を勧告
ロシア・サハリン発の情報によると、2014年漁期のロシア極東地域における太平洋サケ・マス漁獲量が35万1000トンと科学研究機関により勧告された。
このうちサハリン州での生産量はスポーツフィッシングなどの遊漁で獲られるものを含めて約14万トンになる見通しとなっており、漁業区別でみると東サハリン漁業区が9万6600トンで最も大きく、次いで南クリール漁業区が3万6400トンと続くと予想されている。その大部分はカラフトマスとシロザケで占めらるが、北クリール漁業区で900トンのベニザケと少量のマスノスケ、同漁業区と東サハリン漁業区において300トンのギンザケの生産が見込まれている。
昨年の極東ロシア太平洋地区のサケ・マス生産はほぼ終漁となる10月末時点で総計39万トンとなり、うちサハリン州での漁獲は半数強に当たる21万トンに上った。内訳はカラフトマスが18万3000トン、シロザケが2万1000トンとなっている。
【道機船連提供ロシア漁業ニュースから】