しっかりした認識無い実態浮き彫りに
=サーモントラウト問題=
<2014.2.28日配信号>
一般消費者が抱く「サケ」のイメージとは?
一連の食品偽装表示と消費者庁が作成したガイドライン案が画一的だったことに端を発して大きな話題となった「サーモントラウト弁当」の問題。同案の線引きでは「サケの名称で売れなくなる」と解釈できる内容だったことから外食業界が激しく反発する事態となったが、その後担当大臣が「弁当は別物。消費者の認識もある」と見解したことで急速に沈静化、新指針が示される年度末までしばし静観といった情勢となっている。
養殖か天然か、原産地の関心も薄く
調理・製品名まで変えてしまうのはやはり乱暴だろうし買い手側も混乱する。業界側とすれば当然ながらこれまで通りに売りたいのが本音。ただ、その一方で消費者がサケ・マス類に対してしっかりとした認識を持っているという見解に関してはやや疑問が残る。問題が表面化するまで「知らなかった」という人も多いはずで、原産地や養殖物か否かという情報に対する関心の薄さも相まって「(サケよりも劣る)マスだからダメ」といったような明らかな間違った認識もあるようだ。消費者が抱くサケやマスのイメージとはどんなものだろうか?
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