前年比14%減の25万㌧に縮小
=平成25年のサケ・マス類輸入=
<2013.2.7日配信号>
養殖物の成長不振と高値、円高も影響 史上最高の前年から一転
財務省通関統計に基づく平成25年のサケ・マス類総輸入は、フィレ製品を含めて最終合計24万9000㌧、1544億円の実績となった。ノルウェー産養殖アトランの成長不振に端を発した世界的なタイトな需給環境とそれに伴う価格の急上昇、さらに円高為替の影響などを背景に前年比14%、約4万㌧の減少となっており、チリギンの大量搬入で過去最高となった前年から一転、ノルウェー、チリなど主要国からの養殖物の搬入が軒並み減少し大幅に縮小した。
昨春以降の単価の急激な高騰を受けて金額ベースではほぼ同額を維持しており、昨年当初まだ底値付近にあったチリギンを除いて各品目ともに前年を大きく上回る単価を記録、年間総体では前年より16%も高いキロ平均620円としチリギンの大量搬入による値崩れ以前の600円台前半にまで戻した形となった。
(記事詳細については「週刊サケ・マス通信」本誌のご購読をお願いいたします)