漁復調、好値維持も課題多き年に
=2013総括と2014展望=
<2013.12.27日配信号>
太平洋側での秋サケ復調傾向と全般的な好値維持、高いレベルとなった6年魚での来遊と日本海側の過去にない4年魚不振、魚体小型化からの回復、堅調となった国内消流、続くカラフトマスの不漁、輸入鮭鱒の高騰……。2013年もサケを取り巻く環境は決して安閑としたものとはならず、近年の不安定な来遊が象徴するかのように今期もまた課題の多い1年となった。
ただ、生産、流通いずれの分野でも今後に向けての明るい材料がみられており、世界的な人口増加と市場の拡大などに伴いタイトな鮭鱒類の需給環境が続く中で品質で群を抜く日本産サケに求められる役割は小さくない。激動の本年を総括して振り返るとともに来期2014年を展望する。
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