道総研水産本部の「成果発表会」8月7日札幌で開催 | 週刊サケ・マス通信

道総研水産本部の「成果発表会」8月7日札幌で開催

道総研水産本部の「成果発表会」来月7日札幌で開催

海中飼育の効果検証などサケ・マス関連4件発表

 地方独立行政法人北海道総合研究機構水産研究本部が主催する平成25年度成果発表会が8月7日(水)午前10時から、札幌市の第2水産ビル8階会議室で開催される。水産研究本部の道内各水産試験場が取り組んでいる研究開発や成果を広く公開して活用してもらうために毎年この時期に開催しているもの。参加無料。  口頭による発表のほかポスター発表でも数多くの成果が紹介される予定で、今回は午後2時30分から「北海道のコンブ漁業の現状と生産安定に向けた取り組み」と題したミニシンポジウムを開催し、長引く減産傾向で厳しい状況が続く主幹魚種の1つコンブにスポットを当て生産・漁労に関する最新研究成果などが特集で発表される。  サケ・マスに関連する成果発表は計4件で、口頭発表として「海中生け簀飼育はサケ稚魚の回帰率を向上させるか?―海中飼育したサケの放流効果と河川遡上率の検証―」と題してさけます・内水試の宮腰靖之研究主幹が、「希少種であり漁業権魚種であるイトウの資源管理―漁業権設定湖沼におけるイトウ資源の利用と維持に関する研究―」と題してさけ・ます内水試の畑山誠主査が、ポスター発表として「川はどれくらのサケマスを育むことができる?―遡上環境の復元によるさけます類の産卵環境回復可能量推定に関する研究」と題しさけます・内水試の卜部浩一研究主任が、「北限のアユの謎を追う―北海道産アユの特性に関する研究―」と題してさけます・内水試の内藤一明主査がそれぞれ講演。  また、近年問題が深刻化する海獣被害関連として、「トドの生態と漁業被害について―出現実態・生態把握事業(有害生物漁業被害防止総合対策事業)―」と題して中央水試の和田昭彦研究主任が、「胃の内容物からみたトドによる漁業被害の実態とは?―北海道沿岸に来遊するトドの胃内容物分析による食性解析―」と題して稚内水試の後藤陽子研究主任が講演する。  申込み・問い合わせは水産研究本部規格調整部企画課まで。参加申込書(水産研究本部ホームページからダウンロード可能)に必要事項記入の上、申し込む。電子メールによる申込みの場合は、所属・企業、職・氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどを記載し下記アドレスへ。締め切りは8月1日まで。TEL0135-23-8705、FAX0135-23-8720

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