最新記事ダイジェスト

意外に低い?!日本の関税率

=トピックス・関税特集=

<2015.11.20日配信号>

各国のサケ・マス類、魚介類の税率は千差万別

 先のTPP合意を受けて大きくクローズアップされた「関税」。特にコメなど主要な農畜産物の一部に高い税率が設けられていることが大々的に報道されたことで、一般に「日本は関税の高い国」という印象を受けた人も多いはず。だが、実際のところは日本は世界的にみると比較的関税率の低い国の1つでもある。

 ただし、大幅削減・撤廃となれば、水産業分野を含めた関連業態にとってその影響は少なくなく、今回のTPP合意に関しては水産業界として政府への対策・要望を含めて悪影響の打開、経営基盤強化に向けた取り組みが進められていくことになる。今回はあまり馴染みのない他国のサケ類を主体とした水産物の関税がどの程度に設定されているのかを調べてみた。
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=東北秋サケ漁=
「試練の年」不振ペースで盛期入り

<2015.11.17日配信号>

岩手県で前年比4割減 盛り上がりに欠く展開続く

 11月後半を迎えて漁期を通して最も水揚げがまとまる漁本番シーズンへと突入した東北の秋サケ漁。ただ、今期は主群の4、5年魚いずれも震災の影響が懸念される「試練の年」に当たっており、ここまでの漁模様は太平洋側の主力3県ともに不振の様相を呈している。将来の再生産を見据え、親魚と優良種卵の確保のためにも今後の盛り上がりが期待されるが、これまでのところ主力の岩手県を中心に不振ペースを脱せない厳しい情勢が続いている。
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全道採卵 計画比84%、10億粒台に到達

=サケ捕獲採卵=

<2015.11.13日配信号>

親魚捕獲も順調、早くも前年最終実績を上回る

 全道秋サケの捕獲採卵は、11月10日までの中期を終えて河川親魚の捕獲数、採卵数いずれも各地順調な進ちょくをみせている。

 漁期中の3度にわたる台風・低気圧により沿岸の定置網に全道的な被害が発生、これに伴い一部では河川が氾濫するなど今期も親魚捕獲の現場は厳しい状況の中での作業が続いているが、これまでのところ親魚、採卵数ともに前年同期を上回る状況で総じて順調。

 ただ、震災の影響が色濃くなりそうな本州太平洋エリアでは、盛期を目前にして回帰がペースダウンに転じており、将来の資源確保のための懸命の捕獲作業が続いている。
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道連合海区委員会集計10月末現在全道秋サケ漁獲速報

漁獲金額 前年比7%増の532億円

<2015.11.10日配信号>

平成18、19年に次いで近年3番目に高い水準

 北海道連合海区漁業調整委員会が集計した秋サケ漁獲速報によると、10月末現在で全道の漁獲尾数は3115万尾、532億円となった。前年同期に比べて尾数で4%増、ようやく3000万尾台と前年に次ぐ不振ペースながら、漁獲金額では7%上回り早くも500億円の大台を突破、平成18、19年に次ぐ近年で3番目に高い水準とした。海区別では漁具被害と来遊不振でえりも以東が前年同期を下回っているほかは尾数、金額ともに前年を上回り、特にえりも以西が前年比3割増と好調を継続している。
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冷凍ベニ 4年ぶりの月間1万㌧超え

=9月のサケ・マス類輸入=

<2015.11.6日配信号>

 財務省発表の通関統計に基づく9月のサケ・マス類輸入実績は、搬入盛期の冷凍ベニを主体に単月でフィレ類含め2万2800㌧、168億円とまとまった。アメリカ、ロシアから合計1万㌧超えとなった好調なベニの搬入を背景に2カ月連続での2万㌧超えで、前年同月に比べると数量で4割、金額で3割の大幅増となった。これで1月からの累計実績は18万㌧、1416億円となり、縮小傾向を継続していた前年同期に比べて数量で1割増で推移している。(詳細記事は本誌のご購読をお願いいたします)

4年魚良好も中期は前年同様の低位

水試が道連合海区委で秋サケ来遊状況を報告

<2015.11.3日配信号>

 第20期第17回北海道連合海区漁業調整委員会が10月30日に札幌市で開催され、この中で報告事項として関係機関から今期秋サケの沿岸漁獲の状況、親魚捕獲・採卵状況などについての報告が行われた。

 この中で道総研さけます・内水試が前中期の来遊の特徴について発表、例年全体の5割以上を占める5年魚が少なく、漁期当初から多かった4年魚が6割を超える異例の年齢組成となっていたことを報告した上で「前期から好調な4年魚は中期も伸びが期待されたが、度重なるシケ被害などで漁獲は伸び悩み、正確な集計はまだだが中期は前年同様の低い水準にとどまる見通し」と見解した。【本誌10月20日号で一部既報】

オ海で再びシケ続き
全道秋サケついに昨対割れ

前年に次ぐ終盤の失速 最終実績全道10万㌧台前半も

<2015.10.30日配信号>

 後半戦、日本海側など一部地域によっては終盤に入っている秋サケ定置網漁は、オホーツク方面を主体に再び大シケが続き、先週末から今週半ばにかけてほぼ水揚げができない状態が続いた。網の確認にすら出られない浜も多く、例年にないほど不順な天候と強い波浪の影響でかなり効率の悪い稼動を強いられている。

 良好な相場を背景にラストスパートをかけたいところだが、主力エリアでの断続的な操業が全道累計水揚げに直結。現在累計で9万6000㌧前後にまで来たが、ここにきての完全なペースダウンに伴って今週初頭の25日にはついに若干ながら昨年対比で下回る水準に転じた。
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