最新記事ダイジェスト

全道秋サケ漁獲金額527億円

道連合海区委員会10月末集計

<2013.11.8日配信号>

H23年の547億円にあと20億円 近年最多更新が確実に

 北海道連合海区漁業調整委員会が集計した10月末現在の秋サケ漁獲速報によると、同日までの全道漁獲実績は尾数で3633万尾、漁獲金額で527億円となり、尾数、金額ともに前年同期に比べて1割強上回った。総体的な生産が復調傾向に転じた一方で、輸入鮭鱒相場の高騰、それに伴う内販向け秋サケへの強い引き合いなどを背景に浜値は今期も好値を堅持、10月末段階の実績で早くも500億円の大台を大きく超える実績を記録した。近年では2年前の平成23年の547億円が最も多い生産額となるが、残る漁期を考慮すればこれを塗り替えるのは確実な情勢となっている。
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イクラ新物登場もヒネ優先 鈍い反応

<2013.11.5日配信号>

「暴落も高騰もない」が盛り上がりに欠く展開予想


 道内主産地での秋サケ漁が終盤を迎え、今後漁獲の主体が道南~東北中心へと移っていく11月に入り、歳末に向けた秋サケ商戦の動向が気になる時期となってきた。地区間格差差はまだ大きいものの一応の復調傾向を示している生産サイドに対して、消費地サイドは全般的な浜高傾向とそれに伴う販売鈍化から今期も難しい製品販売を余儀なくされているようだ。

 特に高値が続くイクラは依然としてヒネ物消化が優先される状況で、ここにきてようやくの新物登場も5000円を超える高値をネックに反応は鈍いという。流通関係者は「今後大きな暴落はないだろうが高騰もないだらだらとした展開となりそう」と平穏ながらも盛り上がりに欠く展開を想定しており、あきらめムード色濃い情勢。これまでの卵製品の動きと今後の動向をまとめた。
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秋サケ内販に脚光 「原点回帰」の流れ

<2013.11.1日配信号>

チリギン乱高下で旬の秋サケに出番 価格の底支えに

 終着点で12万㌧超えがみえてきた今期の道内秋サケ。目廻りの回復傾向もあって生産量はここ直近5シーズンでは平成21年に次いで2番目に多い水準にまで復調することが確実視される情勢だ。

中国輸出停滞と生産減少傾向で見直される国内市場

DSC00212 しかし、その一方で浜値は序盤から高値が続き、平均キロ単価は今期も400円台半ばと3年連続で最高値が持続されている。この高値が障壁となって新物の中国輸出は様子見が続いており、一部日本企業の委託加工向けを除き荷動きの重さが伝えられる。

 内販に目を転じると昨年来からのチリギン乱高下の余波から、今秋は主要量販店で旬の生秋サケが見直される機運が高まった。仕向けのけん引役だった中国輸出の不透明感もあって、好値の底支えとしてかつての主軸だった国内流通に再び脚光が集まる「原点回帰」の流れが強まっているという。
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最終実績12万㌧台半ば濃厚に

道内秋サケ定置網漁 終盤戦に突入

<2013.10.29日配信号>

北るもい、ひやま漁協など日本海で網揚げ


 道内の秋サケ定置網漁は10月末を迎えて日本海側の北るもい、ひやま漁協などで網揚げが進んでおり、オホーツク海、根室方面など主力エリアでも徐々に水揚げが落ち着き始めるなど終盤戦へと突入した。道内の累計水揚げはここまでで11万㌧ラインに付けており、残る漁期約1ヵ月半ほどで例年並の水準が確保できれば、最終的に12万5000㌧前後のボリュームまで伸ばせそうな情勢。

 来遊不振が目立ち始めた平成20年以降では、同22年の実績12万3000㌧を抜いて21年の15万2000㌧に次ぐ水揚げとなることが濃厚となった。
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主力の太平洋走り順調 4年ぶり好漁へ期待

本州東北エリアの秋サケ定置網漁が徐々に本格化

<2013.10.25日配信号>

盛漁期に向けて情勢厳しい親魚・種卵の確保へ弾みを

 東北方面の秋サケ定置網漁が徐々に本格化の兆しを見せ始めている。まだ各地ともに走りの操業時期ながら、太平洋側主要3県いずれも近年続く不振を払しょくするかのような出足で、主力の岩手県で倍増に近い実績、宮城、青森両県は3倍増とここ3年ほどみられなかった良いムードの序盤戦となっている。

 平成21年以前の高位安定時代の実績に比べるとまだ物足りない感じは否めないが、4年ぶりの好漁に向けて期待が高まるとともに、切迫する資源造成の観点からも親魚および種卵の必要量確保へ弾みを付けたいところだ。
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前期6年魚過去最多か 目立つ「高齢化」

道総研さけます・内水試が全道秋サケ前期群を解析

<2013.10.22日配信号>
逆に4年魚はH20年並み近年最少

 道総研さけます・内水試(恵庭市)はこのほど、今期の道内秋サケ前期来遊の特徴について概要を速報でまとめた。徐々に終盤へと入ってきた今期これまでの全道秋サケは、近年続いた来遊不振から一定の復調傾向をみせ、魚体の小型化についても解消された印象の強いシーズンとなっているが、同水試の解析によると、前期の来遊は5、6年魚といった高齢魚の割合が過去になく多い一方で、4年魚が少ない特異的なシーズンとなっている。小型化については各年齢別にみても改善された様子だが、一般に言われる「高齢化」が特に顕著にみられ、資源全体のけん引役となるべき4年魚が少ないやや心配の残る動向をみせている。
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総来遊数4年ぶり4000万尾超えペース

<2013.10.18日配信号>
全道秋サケ10月10日現在

漁獲金額は2年ぶり500億円「当確」

 道連合海区漁業調整委員会が集計した全道秋サケ漁獲速報によると10月10日現在の漁獲尾数は前年同期に比べて16%増の2579万尾、漁獲金額で24%増の383億円と、不振の著しかった前年を尾数、金額ともにそれぞれ約2割上回り、ここ数年の中では順調なペースで推移している。

 今週はシケの影響を受けつつも日量2000㌧を超える安定的な水揚げが続いており、後半戦も平年並みのペースで収束に向かいそうな情勢で、河川親魚を含めた総来遊数は4年ぶりに4000万尾を超える公算が強まった。漁獲金額についても好値持続の展開から500億円の大台は「当確」の状況で、さらに550億円前後のレベルまで伸ばせそうな勢いだ。
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