今期秋サケ全道最終13万㌧ペース
<2013.10.1日配信号>
不漁の懸念払しょく 9月中2度目の日量5000㌧
道内秋サケ定置網漁は9月30日、えりも方面など一部を除いて日曜休漁を挟んだ週明け2日分の水揚げとなったことで各地大きくまとまり、先週月曜日に続いて今期2度目の全道日量5000㌧超えを記録した。9月中に2度も”大台突破”するのは近年まれで、特に来遊不振が目立ち始めた平成20年以降では初めて。各地とも総じて順調な操業が続いており、漁期前の懸案だった不漁ムードを払しょくするような情勢で、9月末時点の累計水揚げはこれで5万4000㌧となり、前年同期比約4割増と近年では平成21年に次ぐ良好なペース。近年の10月以降の漁獲動向と照らし合わせると、順調にいけば全道最終12~13万㌧レベルの水揚げが期待できそうな展開となっている。