<2013.6.7日配信号>
低調な相場反映して金額で4割ダウンも累計7万トンに迫る
財務省貿易統計に基づく4月のサケ・マス類輸入実績は、チリからの養殖ギンザケやトラウト、フィレ製品を主体として単月合計約3万9700㌧とまとまった。前年同月に比べて3%増とわずかながら上回る水準で、昨年過去最多の搬入を記録したチリギンが単月実績ながら2万4250㌧と前年同月を3000トンほど上回るハイペースとなったことなどが要因。
これで1~4月累計実績はチリギン7万㌧弱を柱に総体で12万㌧超えとし、前年同期に比べて5%少ないものの前年に次ぐ大型搬入が続く。昨年来の輸入養殖サケ全般的な低調相場に加えて為替円高の影響か総輸入金額は前年比22%減の549億円と大きく後退、特にギンは金額で4割減、通関キロ単価は前年同期に比べて3割強も安い311円にまで暴落している。
(詳細については週刊サケ・マス通信本誌をお読み下さい)