<2013.5.24日号配信>
序盤戦はトキも順調発進 浜値もまずまず
5月下旬に入り、今シーズンも道内春の定置網漁が本番時期を迎えた。昨年は主力の道東、日高を中心に走りの不振を盛期の6月に盛り返す展開となったが、今期はトキ、本マスともに序盤から比較的コンスタントな漁に恵まれており、今後にも期待が持てそうな状況だ。東北を含めて太平洋側で本マスが好調で特に胆振方面などでは異例の好漁が続いており、いぶり中央漁協ではすでに累計2万本超えと前年同期の5倍以上の豊漁ペース。浜値も全般にまずまずの価格帯で推移している。
道東春鮭鱒 小型流網漁は依然数量まとまらず
一方、小型船の解禁から1カ月が経過した日本200カイリ水域の道東サケ・マス流網漁(春鮭鱒)は、漁場の低水温などが影響してか期待したような水揚げには至っておらず、さらに燃油高騰によるコスト増も逆風となって、かなり非効率的な操業が続いている。量がまとまるのはようやく5月23日に妥結したロシア水域の中型船の水揚げが見込まれる来月中旬以降に大きくずれ込みそうだ。
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