【道内秋サケほぼ終漁】2年連続全道10万㌧台半ばで幕 | 週刊サケ・マス通信

【道内秋サケほぼ終漁】2年連続全道10万㌧台半ばで幕

2年連続全道10万㌧台半ばで幕

=道内秋サケほぼ終漁=

<2015.12.1日配信号>

ボリューム不足/浜値高騰/シケ被害 今期も難しい操舵

 道内の秋サケ定置網漁は12月に入り、えりも以西海区の噴火湾、道南など一部を除いてほぼ終漁した。11月30日現在の道漁連の集計では全道総計は約10万6000㌧とほぼ前年並みの水揚げにとどまり、日高・胆振やオホーツク海西部など好漁に転じた一部を除いて今期も特に中盤以降のボリューム不足を強く感じさせる展開となった。

 無い物高から浜値は終始高値推移し、不振の地域にとっては減産カバーに貢献したものの、盛期3度の大シケ被害で定置網関連の被害額が全道で100億円規模に膨らむなど、例年同様に定置業者、そして加工流通業者にとてっも難しい操舵を強いられるシーズンとなった。
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