4年魚良好も中期は前年同様の低位
水試が道連合海区委で秋サケ来遊状況を報告
<2015.11.3日配信号>
第20期第17回北海道連合海区漁業調整委員会が10月30日に札幌市で開催され、この中で報告事項として関係機関から今期秋サケの沿岸漁獲の状況、親魚捕獲・採卵状況などについての報告が行われた。
この中で道総研さけます・内水試が前中期の来遊の特徴について発表、例年全体の5割以上を占める5年魚が少なく、漁期当初から多かった4年魚が6割を超える異例の年齢組成となっていたことを報告した上で「前期から好調な4年魚は中期も伸びが期待されたが、度重なるシケ被害などで漁獲は伸び悩み、正確な集計はまだだが中期は前年同様の低い水準にとどまる見通し」と見解した。【本誌10月20日号で一部既報】