道内秋サケ オ海中東部の伸び悩み続く
<2015.9.25日配信号>
昨年の極端な4年魚の回帰不振を受けて、前半戦の主力となる今期5年魚の来遊に絡んだ漁獲動向が注目されている道内秋サケはこれまでのところ、24日段階で前年同期とほぼ同レベルの累計約4万㌧の漁獲量を記録するなど、不安定な来遊が続く平成22年以降では比較的良好と言える状況となっている。
5年魚不振か? 太平洋、オ海西部は好調
ただ、昨年4年魚の回帰が低位となった道内主力のオホーツク海中部・東部がやや伸び悩み気味で、例年のような安定感がなく日によってはブレーキがかかるような少しもどかしい展開。逆に好調なオ海西部に加えて日本海、えりも以西などがそれを補う近年にないパターンに。
今後水揚げの中心となる4年魚については、前哨戦不振のオ海中東部を含めて期待できそうな地区が多いことから、早くもこの時期から下り坂となった前年とは逆に次週以降に群が厚くなるパターンに期待したい。
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