盛漁期入りオホーツク海建マス 今期も低調推移 | 週刊サケ・マス通信

盛漁期入りオホーツク海建マス 今期も低調推移

盛漁期入りオホーツク海建マス 今期も低調推移

<2015.8.21日配信号>

浜値一時600円まで急騰 史上最高値更新が確実に

89 盛漁期を迎えたオホーツク海のカラフトマス漁は、近年の極端な来遊不振の傾向を反映して今期もこれまでのところ総じて低調な推移が続いている。

 主力の北見管内全体で最終2000㌧を大きく割り込む近年最低に落ち込んだ前年に比べると、奇数年の年回りということもあってさすがに同期比で大きく上回る漁獲水準ながら、期待の豊漁年としては山のない盛り上がりに乏しい「いまひとつの展開」が続いている。

 一方で浜値は記録的な高値となっており、盆前は道東方面の加工業者からの強い引き合いにより一時600円にまで急騰、現在も高値490円など総じて400円台での推移となっており、漁期を通した史上最高値の更新が確実な情勢だ。
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