手厚い補償で経営基盤の強化に貢献
しっかり加入で安心経営―漁業共済特集
<2015.7.31日配信号>
北海道漁業の屋台骨を支え、加工・観光業など地域経済の重要なけん引役でもある道内サケ・マス定置網漁業。しかし、昨年は多獲エリアを主体に水揚げは伸び悩み、再び全道10万㌧台へと落ち込むなど近年の不安定な来遊動向を継続、不透明感の強い情勢が続いている。加えて製品価格の高騰に伴う流通不振、輸出向け原料の中国での滞留が伝えられ、価格的にも不安要素を抱えながらまもなく新漁を迎える。
「積立ぷらす」とのセット加入が浜に定着
こうした中で北海道漁業共済組合(鎌田光夫組合長)は、今シーズンも秋サケ定置の積極的な「ぎょさい」の加入推進を展開、『漁業経営の後ろ盾』として定着してきた「積立ぷらす」とのセット利用を呼びかけている。生産者の負担となる掛金を抑えてより手厚い補償を実現、突発的な不漁による経営不安を解消するのと同時に経営の基盤強化にも貢献する――近年その存在感を増しつつある「漁業共済」を特集する。【半世紀の全道秋サケ漁獲金額とぎょさい加入・支払実績グラフ付】
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