価格高騰と増税でサケ消費大幅ダウン
=総務省平成26年家計調査から=
<2015.2.20日配信号>
生鮮、塩干とも購入量15%前後目減り 近年最低に
総務省が毎年実施している家計調査の最新集計結果が17日に公表された。全国1世帯当たり(2人以上の世帯)の品目別支出金額や購入数量などを調査するもので、国民の消費動向を探る指標となる。このうち、サケの年間購入量は生鮮品で前年調査に比べ15.8%減の2576グラム、塩干品も14.2%減の1418グラムと両品目とも大幅に下回り、近年最低に落ち込んだ。100グラム当たりの平均単価はいずれも2割高となり、支出金額でみると生鮮品は3%増税となったにもかかわらず0.5%の減少、塩干品は3.5%増とほぼ増税分が上乗せされた形にとどまった。
輸入養殖品を含めた近年の店頭価格の高騰と増税が一般家庭の家計に深刻な打撃を与え、食卓にサケがのぼる機会を大きく減らしたことをうかがわせる調査結果となった。今年も県庁所在地および政令指定都市別(調査対象都市数・全国52市)にランキングして消費動向を探ってみた。
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