ロシア200カイリ水域サケ・マス流網操業 禁止法案問題
下院に法案提出 現地関係者は猛反発
<2014.1.23日配信号>
昨年末、ロシア200カイリ水域内のサケ・マス流網漁業の禁止を求める法案がロシア下院に提出された。仮に本法案が成立すれば日本漁船も適用対象となり、日本国内のサケ・マス漁業と流通にも大きな影響を与えることになるが、当然ながら現地の流網漁業界はこれに猛反発している。
「資源、経済に悪影響」を主張も根拠なく、過去に否決の経緯
2009年にも同様の法案が提出され、貧弱な根拠を理由に下院で否決された経緯があり、今回も法案成立は難しいとの見方が多い。ただ、昨年には流網漁の操業期間が約1カ月間も大幅に短縮する漁業規則が発効、日本漁船を含めて影響が及んでおり、妄信的で打算的な環境保護を絡めた主張を含めて水産資源に対する圧力が高まっているのは間違いないところだ。
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