道漁連が今期秋サケ・魚卵製品の消流状況を解説
冷ドレス高値供給続くも商圏拡大
<2014.12.19日配信号>
道定置漁業協会が札幌で平成26年度定置漁業振興会議
道内秋サケ定置漁業の一年を締めくくる北海道定置漁業協会(阿部滋会長)主催の「定置漁業振興会議」が12月16日札幌市内のホテルで開催された。定置業者、増殖技術者、漁協役職員など関係者330人が出席、道総研さけます・内水試が「今期来遊の特徴的事象と知見について」、道漁連が「秋サケ製品の流通状況について」、道漁業共済組合が「漁業共済および積立ぷらすの加入・支払い状況と見込みについて」と題して解説し、参加者は熱心に耳を傾けた。
この中で道漁連は「親製品は生フィレの順調消化が続き、冷ドレスも商圏が拡大。子は生筋子が前年並みに消化が進み、イクラについても在庫消化が促進されている」と述べ、総じて堅調な流れが続いていることなどを説明。ただ、一方で依然強い引き合いがあるものの、輸入物の高騰や水揚げ低調となった中で全般的な製品高が続いており「今後の動向には注視が必要」と警鐘を鳴らした。
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