=特集・三陸サケ加工流通の現状と課題=
集荷能力の強化で買付競争が過熱
広島大学大学院生物圏科学研究科・山尾教授に聞く
<2014.11.18日配信号>
11月後半に入り三陸の秋サケ漁が今年も最盛期を迎えた。震災から3シーズン、主幹産業となるサケ加工流通業の復興については未だ個々で差がある状況ながら、加工業者によっては従前に比べて原魚の集荷能力を向上させるなど機能強化を図り、高次加工による国際競争力の強化や独自ルートの開拓で新たな方向性を模索する企業も出始めるなど、復興再生を機に流通や産業構造に大きな変化がみられている。
一方で過熱する買い付け競争によりサケ加工から離れざるを得ない企業もあり、課題もまた多いのが実情だ。食料資源経済学が専門で、サケの加工流通と三陸復興に焦点を当てた調査研究を行っている広島大学大学院生物圏科学研究科の山尾政博教授に現状と課題について話を聞いた。
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