中期4年魚半減、過去20年間で最少
さけます・内水試が今期道内秋サケの「10月不漁」を解析
<2014.11.14日配信号>
道総研さけます・内水面水産試験場がこれまでに実施した資源構造解析の結果、今期道内秋サケの不漁原因が主産地を中心とする中期4年魚の極端な回帰不振によるものと判明した。前年実績のほぼ半分、直近20年間で最も少なくなっており、通常なら年齢別の回帰比率が最も高くなるはずの4年魚が過去になく少ない異例の来遊パターン。
道東3海区大幅減も日本海、以西は予測値超え 東西で違い
当初予測に対してオホーツク、根室、えりも以東の道東3海区の4年魚回帰が大きく下回っている一方、日本海、えりも以西の2海区は予測値を上回るなど東西で回帰傾向に大きな違いも確認された。同水試では今後も解析を続け、今期の4年魚となる平成22年級群の資源量がなぜ少ないのか要因特定を含めた評価を進めていく意向。
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