全道秋サケ 近年最低の2993万尾
=道連合会区委集計10月末=
<2014.11.11日配信号>
10月異例の低水準、平年比3割減
道連合海区漁業調整委員会が集計した漁獲速報によると、10月末現在の全道秋サケ漁獲実績は2993万尾、496億円となった。前年同期に比べて金額では6%の微減にとどめるものの、尾数では17%、約2割の大幅な前年割れしており、不漁に見舞われた平成23、24年シーズンをさらに下回る近年最低水準にまで低迷している。特に10月の中期1カ月間の漁獲尾数は、1800万尾台後半で推移してきた直近4年間に比べて500万尾強、3割も少ない1333万尾と異例の少なさ。
最終でH23、24年下回る最低ライン更新の恐れ
ここまで健闘をみせているえりも以西海域を除いて主力エリアは徐々に網揚げへと移り、残された漁期でのばん回がすでに難しい時期に入っていることから、最終実績はかろうじて3000万尾を超える程度の近年最低ラインにまで落込む恐れも出てきた。
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