東北秋サケ前哨戦
5年ぶりの高水準持続
<2014.10.17日配信号>
道内鈍化、震災の影響あり盛期に向けては不透明も
本番シーズンを間近に控える本州太平洋地区の秋サケ漁が好発進をみせている。まだ「前哨戦」の時期ながら、岩手、宮城、青森の太平洋側主要3県がいずれも復調傾向に転じた昨シーズンに比べてさらに上回る出足をみせており、平成21年以来5年ぶりの高位水準を10月上旬もキープした。
9月の水揚げが比較的良好だった先行の北海道内はここにきて水揚げペースを鈍化させており、ある程度似たパターンを踏む東北地区の今後についてはまだ不透明感の強い段階だが、震災の影響で特に漁期後半の4年魚来遊が不安視されている中だけに好漁を持続したまま盛期を迎えたいところだ。
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