来遊の復調傾向を反映 親魚確保は順調推移
=全道秋サケ前期群親魚・採卵状況=
<2014.10.10日配信号>
盛漁期最中の全道秋サケ漁はこれまでのところ、地区での好不調はあるものの総体的に復調に転じた前年とほぼ同レベルの生産動向をみせており、浜値推移を含めて比較的順調な操業を継続しつつ折り返し時期に差し掛かった。
一部地域で漁期前から懸念だった親魚・種卵確保についても、前期群に関しては総じて良好に推移。中後期に不安を残す地区があるため今後の動向次第だが、水揚げの復調傾向を反映して問題なく必要量を充当できそうな流れ。
厳しい三陸も走りの好漁を弾みに必要量確保期待へ
一方、震災の影響で主群4年魚の来遊が不安視される三陸方面はよりタイトな親魚確保が求められることになるが、走りの水揚げはここ数年の急落が嘘のような滑り出しをみせており、先行する道内とともにこれを弾みに必要量を確保したいところだ。
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