秋サケ前年を4%下回る4059万尾
道さけます・内水試が今期の全道秋サケ来遊予測を発表
<2014.7.5日配信号>
道総研さけます・内水試は、今シーズンの全道秋サケ来遊予測値を前年実績に比べて4%下回る4059万6000尾と発表した。7月4日に札幌市内で開かれた北海道連合海区漁業調整委員会の中で公表された。近年の来遊不振傾向を反映して今期も厳しい予測値となっており、わずかながらも4000万尾は上回る水準だが、予測通りとなれば平成22年以降5年連続で4000万尾ラインにとどまる低位の来遊となる。
オホーツクは1割減も高位安定 根室、えりも以東も増加
地区別にみると、近年高位安定が続くオホーツク海区は前年に比べて約1割少ない予測値となるものの今期も豊漁の見通し。根室海区は昨年不振となった北部地区が復調して前年比14%増、えりも以東海区は東部、西部ともに若干増加し全体では4%の微増。逆にえりも以西海区は各地区とも減少して1割減、日本海区は北部がやや前年を上回る予測となったが、昨年の3、4年魚が極端に少なかった中・南部が前年をさらに3割ほど少なくなる見通しで極めてに厳しい予測値となっている。
(記事詳細については「週刊サケ・マス通信」本誌のご購読をお願いします)