【5月のサケ輸出】端境期ながら1年半ぶりに前年実績を上回る | 週刊サケ・マス通信

【5月のサケ輸出】端境期ながら1年半ぶりに前年実績を上回る

端境期ながら1年半ぶりに
前年実績を上回る

=5月のサケ輸出実績=

<2016.7.15日配信号>

不振の続く中国に代わってタイ、ベトナム向けが堅調

 株価暴落など経済失速に伴う中国加工筋の経営悪化や再輸出先となる欧州方面の消流不振などから厳しい環境が続くサケ輸出は、5月の通関統計で合計1,156㌧、約4億円となり、前年同月に比べて数量で48%、金額で87%上回った。新物前の端境期のためボリューム的には少なく、依然厳しい大勢に変化はないものの、前年実績を上回るのは平成26年の盛期10月以来、約1年半ぶりと久々。長引く輸出不振で今期は冷凍製品の国内供給が増加する見通しの中、市況復調のためにも輸出環境の改善が期待される。
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